棚田のあかりとは
徳島県上勝町は、山間の人口が約千五百人の四国一小さな町です。
その上勝町には代表的な4つの棚田地区があります。
しかし過疎高齢化や後継者不足が進み、耕作放棄地の増加によって
棚田景観の維持や地域に伝わる歴史・文化・伝統の継承も危ぶまれています。
また里山の樹林は「緑のダム」と呼ばれるように水を貯めてゆっくりと川に流す働きがあります。
「棚田」はとてもたくさんの水を貯えることができるので
大雨の際には川が氾濫するのを防ぐ働きもあります。
そこで上勝町では住民の協働により
美しい棚田の景観や文化を永続的に守っていくために
棚田の魅力を多くの人に知っていただこうと
2018年から樫原地区を皮切りに棚田にあかりを灯していくことにしました。
棚田のあかりに包まれて、幻想的な雰囲気をぜひ味わってみてください。
鑑賞料 100円(保険含)
直行シャトルバス往復費 500円(棚田未来づくり活動協力金として)
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主催:かみかつ棚田未来づくり協議会
共催:かしはらの棚田村
協力:月ヶ谷温泉・徳島大学ふるさと愛好会
後援:上勝町
樫原の棚田
「樫原の棚田」は標高五百~七百メートルにあり徳島で初めて「重要文化的景観(文化庁)」に選ばれました。
また「重要里地里山(環境省)」「棚田(千枚田)百選(農林水産省)」にも選ばれた日本でも非常に珍しい棚田です。
三百年前の江戸時代からほぼ変わらない状態が今でも残っています。